2012年8月22日水曜日

そうそう。夏は子供達は家族と旅行に出かけたりもよくするのだ。
生徒達は行った所の話しを絵を描きながらよく聞かせてくれるのだ。サンシャインプールや、ディズニーランドや、いろんなところで沢山のものに出会ってくる。それも夏休みの醍醐味。手塚治ミュージアムに行ったみたい。お土産にアトムのクッキーをもらう。生徒自身のお小遣いの中でわたしにくれた、なんだかその事実だけでも嬉しすぎて
その子に思わず抱きついた。
お茶筒くらいのアトムの絵が描いてあるカンカンに入っていて、はやく中が見たい開けていい?と、くれた生徒に聞く。中から色んな顔したアトム。あんまり可愛いので、と言うのも変な話しだが、おやつの時間に生徒達と百万馬力のアトムを食べよう。その時に、わたしが画用紙の端っこを切り取って吹き出しを作ると、生徒の一人が、「それ書きます!」。何を書くのかと思ったら、これ。本当にかわいいったらありゃしない。
             そうそう、先生は子供の味方!
子供達も夏休みとはいっても宿題や日記や絵と、宿題が盛りだくさんある。
わたしは幼い頃、夏休みの宿題はいつもスロースターターで、悩ませれたものだ。
実は大して悩んではいなかったかもしれないが、夢に宿題が出てきたことがあったくらいだ。そんな風になるくらいなら早くすればいいと、今のわたしが幼い自分と出会ったなら言うだろう。
 今日は夏休みの課題画を考えるぞ。
  どんな風にしようか。

 やはり夏の課題画といったら、雪だるまや桜を描くわけにもいかないね。。。
季節を無視しないというのは、ある意味オリジナリティーが無い訳ではない。一番最近で記憶の中に鮮明に強烈に残っている画像というのは、その時の楽しい気持ちや興奮を一番表すのに最もふさわしく、その記憶の生々しさが絵への勢いに繋がるのではないか。

そこらへんどうかな??

 写真の撮り方が逆さまになってしまいましたが、海に大きなクジラ、カニやイルカ。
船は9艘。海の側に住んでいるくせに、山の方が好きとか思っているわたしだが、こんな海なら行ってみたい。
夏野菜を課題画に。まだ下書き。
彼は二枚目に突入した。あら、海、かな?
彼は奄美大島へ行ったのだ。波のない海が好きという。先生もその発言の自由さに驚く。海は波があって当たり前という概念はもはや覆された。独自のこだわりがもうあるのね。

ホオズキ、茄子、トウモロコシ、豆。どんな風になるか楽しみだね。
茄子、ホオズキの色がなんとも綺麗だ。彼女の絵は次回仕上げる。

2012年8月21日火曜日

 今日は巨匠の絵を模写する日。パウル・クレーの画集を選んで渡し、その中から気に入った絵を生徒が選ぶ。その隣でわたしは写真を模写。


見て下さい、この上手なのを。わたしもあまりの上手さに驚く。本当によく見て描いているのね。生徒自身が絵の具を混ぜて作った色も、クレヨンで描いた線も。感心してしまった。聞くと模写は初めてしたらしい。驚きだ。どうやら面白かった様で、彼女は翌日、
お母さんと一緒に図書館へ行き、同じくパウル・クレーの画集をかりたそうだ。わたしとしては嬉しい志しである。

この日は海をテーマにコラージュをする。まずは素材選び。箱の中の紙、チラシなどから好きな色のものを選び出す。この時点で描きたい海をイメージしながら。


 右下辺りは海。その中を魚が泳ぎ、反対側には貝殻が描いてある。画面の構成をよく考えているのが実に面白い。デザイナー向きかな。
 何だ何だ、その茶色いのは、そのたくさん描かれた茶色いのは!。貝。これは貝なのです。貝が沢山、その中に綺麗な色の魚がいる。彼の興味は海そのものよりもそこに生息している生物にあるようだ。実に面白い。


2012年8月20日月曜日

Shironezu
白鼠絵画教室とはこんなところだ。



 ドガのデッサン集。わたしの所持している画集は子供達にも勿論見せます。そしてどんなことを思ったか感想を聞く。どんなことでもいい。色んなタイプの絵を見せて、どの絵が好きかも聞いたり。
 時には長ーい筆で床に模造紙を置いて描いたり、でも大体はテーブルで描くのですけど。
外は緑が見え、冬には雪景色を見た。季節の移り変わり、天気の変化が窓の外に見えるのでこの位置にテーブルを置くことにした。
本日は枝豆を描く。白鼠絵画教室の近くには八百屋さんがあり、その季節ごとの野菜や果物、花が揃う。枝豆はどんな色でどんな形か、野菜なんかは普段とても目にしているのに、しっかり観察することってあまりない。実際触ってよく観察して、同じものを見ても、それぞれ注目した部分は生徒によって違う。

 最初に枝豆全体をそのまま描いていた生徒。次に描き始めたのは小さな画用紙に3つの枝豆。画用紙の中で、自分で意識してデザインしているのが面白い。デザイナー向きかな。

 枝豆とは関係ないが、これもこの時に仕上げた絵。上2枚は前回、近くの神社に鳥居を描きに行った時の絵。鳥居ではなく、そこにいた鳩と狛犬が面白かったと見える。何故、片方は口が開いていてもう一方は口が閉じているか、「あ、うん」。の話しをしたけどわかってくれたかな。

枝豆の、豆ばかりたくさん描いた生徒。あれ、茎は?と聞いたら、画用紙の真ん中に太い茎を一直線に描いた。素敵ね。

2012年8月17日金曜日


本日、課外授業。護国神社へ鳥居と狛犬を描きに出かける。部屋の中では描くことの出来ないものを限られた時間で描くこと。見えているものだけを描くのではなく、よく見ることが大事。


描いている途中で雨が降ってきた。紙は濡れてしまってはいけないので、木陰に逃げ込む。さてどうしようか。すると神社内に咲いているクローバー沢山咲いている。そこで、をクローバーを摘んで、花冠を作ることを雨宿りの間の授業とする。
初めて作る花冠。作り方を教えると、真剣な表情で、わたしの指先の動きを見、見よう見まねでせっせと作る。上手。
とてもかわいい花冠が出来た。
雨が小降りになって急いで白鼠教室へ戻って、スケッチを基に絵を描く。


今日は彼女一人。うちの教室はまだ募集を満足にしていないので生徒数はまだ少ない。おじいちゃんにあげる絵を描きたい、と言うので、ではさっそく描いてみましょう。
どうやら、おじいちゃんはカメラが好きらしい。
パステルで一生懸命描く。その思いだけでも充分絵は良いものとなる。
もともと細かく描ける子だが、もの凄い観察力で描く。

たまには外に出て、外の色々に触れてみる。この日は段ボールに絵を描いて近くの公園で草スキー。あまり上手く滑らないので先生が引っ張って滑る。先生は少しヘトヘト。。

お空を見たり、虫や木や草を観察したり匂いをかいだり。その中で感じる事、考えることの大事。
生徒の手に持っているのは、家族で泊まったハウステンボスのことを絵でまとめたこの世にたった一つ、彼の絵本。とても良い絵を描く。

組み立てたら箱になる。どの面にも違う色で絵を描く。宝箱を作った。

絵を描いて、少し休憩。いつものおやつの時間。

2012年8月16日木曜日

「木のポーズ!」と咄嗟に言ったらしてくれた。

床の上で大きめの模造紙に絵の具でドローイング。使う色画面構成は生徒が自分で考えます。